平成19年度後期 職員英語研修
平成19年11月1日(木)〜平成20年1月31日(木)
職員の英語によるコミュニケーション能力の向上を目的として、愛媛大学では定期的に英語教育センター主催の英語研修を実施しています。 今期のAコースは前回と同じく、「アルクネットアカデミー」を利用して自習形式で学習を進める研修でした。今回の参加者は13名で、そのうち学習時間記録が30時間以上の方がなんと4人もいらっしゃいました。最高記録は41時間、第2位は34時間でした。「思うように学習できなかったがぜひ再挑戦したい」、という方もおられました。みなさんお忙しい中でしたが積極的に利用していただき、ありがとうございました。そして、お疲れさまでした! 参加者の声: 「こういった学習を継続していけば、英語能力を伸ばすことができそうだな、と感じました」 「3ヶ月で40時間の時間をとることが非常に難しかったですが、内容的には満足しています」 Bコースは今回もネイティブの先生を交えた教職員での英会話実践クラス。英語力の向上以上に得るもののあった、充実した研修だったようです。合計20名の受講者のうち、7名が8回以上の出席。皆勤賞の方が2名!今回も出席率が高い研修でした。 |
今回のBコースは、英語教育センターの非常勤講師で英国スコットランド出身のブルース・ランダー先生が講師でした。(写真中央) 何を隠そうブルース先生、専攻は日本学、奥さんは日本人、自身は日本語堪能でなんと中四国地方の方言も解するという、大の日本贔屓なのです。 そんなスコットランド人のブルース先生から、私たち日本人が日本文化を英語で学んでみようという、なんとも面白そうな研修が全10回にわたって開催されました。 さて、その内容は…? |
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研修のタイトルは、”Japanese Culture in English(英語で日本文化)”。日本文化といっても様々ですが、この研修では、敬語や日本的慣習、日本の歴史などが主に取り上げられました。 たとえば、食事に招待してあげた英語話者の友人が、食後に「うまかったよ、ありがとう」と言ったとします。そういう場面では「おいしゅうございました。ありがとうございました」と言うべきであることを、皆さんなら英語でどう説明しますか? 研修では、こんな興味深い論題がいくつも取り上げられました。 |
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提起された論題については、グループで意見交換し、討論し合いました。討論内容は、ロールプレイングで発表したりもしました。 討論をするにあたって、ディベートの練習も行ないました。ディベートに必要なのは、「自分の意見を言い、その理由を説明すること」、そして「相手の意見を聞き、異論があるときはその理由を説明すること」。これらの要領をふまえて、皆さん自分の意見をぶつけ合います。その表情は真剣そのもの! 全体を通して、発表の多い研修でした。 「今までで特に足りないと感じる、『自信を持って話す』ことが実践でき、大変有意義な研修になりました」(Tさん談) |
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ブルース先生の日本文化に対する知識は、専攻分野だけあって参加者の日本人も感心するほどでした。 「日本文化をよく勉強されているブルース先生に、感心させられたし、自分自身ももっと日本のことを知らなければいけないとも感じました」(Hさん談) 英会話の技術を磨くことができ、グループワークを通して職員間の交流も深めることができ、さらに自国の文化に対する見方も刺激することのできた、内容盛りだくさんの職員研修でした。 |