コミュニケーション Communication 2014







第17回 日本コミュニケーション学会(CAJ)中国四国支部大会


プログラム・プレゼンテーション集

Program, abstracts and presentations

from the 2014 conference of the Communication Association of Japan (CAJ) Chugoku-Shikoku chapter 17th annual meeting


平成26年1日(土)

愛媛大学 愛大ミューズ3階 343会議室

Ehime University, Dec 6 2014


Rudolf Reinelt (eds.)

Matsuyama, CAJcs, June. 15, 2015615

Reference data (of the part you cite)

LastName, FirstName (2014) Title of your paper. In Reinelt, R.(eds.) Communication 2014. CAJcs, Matsuyama, beg.page-end.page.



17回日本コミュニケーション学会(CAJ)中国四国支部大会(cs)

主催:日本コミュニケーション学会(CAJ)中国四国支部

Ehime University, Dec 6 2014

平成2年1日(土)

愛媛大学 愛大ミューズ3階 343会議室


All rights remain with the authors


松山 CAJcs 2015615

Matsuyama, CAJcs





Request for copies to the editor at this office:

ルードルフ・ライネルト:

愛媛大学 教育・学生支援機構 共通教育センター

790-8577 松山市文京町3

T/F電話及びファックス 089927-9359
Ehime University, General Education Center

Bunkyo-cho 3, Matsuyama 790-8577
Rudolf REINELT

reinelt.rudolf.my@ehime-u.ac.jp








Table of Contents 目次 page


Coordinator’s Preface 4  

プログラム 5  

プレゼンテーション Presentations

1. 丸井 一郎:『交流様式と中間領域-ドイツの都市コミュニケーション研究から-』 13

2. 脇 忠幸: 『若者ことばから見る大学生の生活世界- 授業実践報告も兼ねて-』   19

3. ルードルフ・ライネルト:『会話としての口頭試験-続編』   31

Words of gratitude 39 

Timeline to CAJcs2015 (予定表) 39 


        






Coordinator’s preface


中国四国支部長 ルードルフ・ライネルト

 

コミュニケーションは参加者の様々な組み合わせの中で行われていますそして、その組み合わせ自体がいろいろな特徴を持っており、例えば長期短期、脆い固い壊れやすい及び頑強などがあります。こうした特徴が特によく現れるのは参加者が各種のメディアを通じて話をしている場面で

 2014126日(土)愛媛大学で行われた第17 日本コミュニケーション学会(CAJ 中国四国支部大会の各発表者はこのことについて三つの分野からアプローチしました。まず高知大学の丸井一郎先生が「交流様式と中間領域-ドイツの都市コミュニケーション研究から-」という演題で特別講演を行いある生活世界に暮らしている人々の言語的な接し方を説明してから日本の都市コミュニケーションにも言及しました。学術発表①では福山大学の脇忠幸先生が「若者ことばから見る大学生の生活世界―授業実践報告も兼ねて―」という題目で発表を行いLineなどで使用する言葉を含む単語リスト(暫定版)を提示して分析を行いました。学術発表②では愛媛大学のルードルフ・ライネルトが「会話としての口頭試験‐続編」という題目で発表し二年生以上のドイツ語期末口頭試験において目的言語の母国語話者とコースの一人ずつの受講生とのペア会話を取り上げ会話の成り立ち及び継続の問題点についてビデオ映像を分析しながら受講生への示唆をまとめました。続いてシンポジウム「今日のコミュニケーション問題」では大学及び日本又は海外において生じているコミュニケーションの問題を探りながらどのように分析・評価したらよいかを考えました

 懇親会ではこれから各大学で問題となるであろうquarter制が話題となり教員と学生、教員同士、学生同士に生じるコミュニケーション上の問題及び授業内容、さらにその教授法などについて語り合うことができ、貴重な情報交換の場となりました

 今回の年次大会は単独開催ということもあり、少人数での実施となりましたが、とても充実した実りのある学会となりました

 

 2015 年度の中国・四国支部大会は、12 12 日(土曜日)に福山大学・宮地茂記念館で開催します。今回のテーマは「リメディアル教育」です。「コミュニケーションを大切にした学校教育」というシンポジウムも企画しています。島根大学教育学部の大谷みどり先生にご講演いただいた後議論を深めていきたいと考えています。会場の場所と大谷先生のご講演の概要は下記のようになっております。一般発表の募集も行います。会員の皆さんの参加をお待ちしています。

会場:広島県福山市丸之内1 丁目2 40  学校法人福山大学 宮地茂記念館

http://web.fukuyama-u.ac.jp/rcosr/kinenkan/kinenkan.html JR 福山駅から歩いて3 ほどの便利な場所にあります)

講演の概要:「小中高校生に見られる英語学習における困り感」

大学でリメディアル教育が重視されてきているが、大学入学前の段階、小中高等学校の英

語の時間に、児童・生徒はどのような困り感を持っているのだろうか。小中高教員へのアンケート調査と授業観察をもとに、英語を学ぶ上での子ども達のつまずき・困り感について、話題を提供する。

 一般発表は4名募集しております。申し込み締め切りは1031日です。テーマに沿う内容であれば発表言語は日本語でも英語でもかまいません。詳細は後日正式に提示いたしますが、ご質問やお問い合わせがありましたら、ライネルト研究室:電話FAX089-927-9359 E-mailreinelt.rudolf.my@ehime-u.ac.jp までご連絡ください。





17回 日本コミュニケーション学会(CAJ

中国四国支部大会




プログラム



会期 : 平成26年12月6日(土)

会場 : 愛媛大学

愛大ミューズ3F Room343







主催  日本コミュニケーション学会(CAJ)中国四国支部



第17回日本コミュニケーション学会(CAJ)中国四国支部大会



プログラム


13:00   開 会 挨 拶 支部長から


13:10   特別講演

「交流様式と中間領域 -ドイツの都市コミュニケーション研究から-」

高知大学  丸井 一郎 先生 


14:10   休憩


14:20   学術発表(各40+10分)

        若者ことばから見る大学生の生活世界

授業実践報告も兼ねて―

福山大学  脇 忠幸 先生


15:20   学術発表②

会話としての口頭試験続編

愛媛大学  ルードルフ・ライネルト 先生


10   休憩


16:0   シンポジウム: 

今日のコミュニケーショ問題


18:30   閉会挨拶


18:40   懇 親 会 「セ・トリアン」


終 了



特別講演


「 交流様式と中間領域

-ドイツの都市コミュニケーション研究から-」

丸井一郎 高知大学教授


概要:

広い意味で人々のつきあい方や相互行為の様式など、言語的・非言語的相互行為の領域で見られる現象に着目する。任意の組み合わせとして、日本語の話者が作る諸集団(社会)とドイツ語話者のそれらを念頭に置いて、相互行為の実行における予測可能な様態・様式をどのように捉えるかを考える。社会構成の差異に着目する。


プロフィール:

丸井一郎

九州大学大学院文学研究科博士課程退学。愛媛大学助教授を経て、現在、高知大学人文社会科学部門教授。19911992年、2007年、フンボルト財団の給費で滞独。

<主な著書>

・「言語相互行為の様式(スタイル)都市コミュニケーション研究の成果から」、『講座ドイツ言語学 第3巻 ドイツ語の社会語用論』第4章、p.61-88、ひつじ書房、共著 2014

・「人々の集まり・相互行為・認知 ―ことばと共有性」『言語意識と社会―ドイツの視点・日本の視点』第9章、p.223-250、三元社、共著、2011

・『言語相互行為の理論のために ―「当たり前」の分析』、三元社、単著、2006


<主な論文>

・「相互行為(コミュニケーション)と料理・飲食-メタ理論的概観-」、『国際社会文化研究』10号、45-68、高知大学人文学部国際社会コミュニケーション学科、単著、2009

・「グローバル化(全球化)言説をめぐって-異文化性の側面-」、『国際社会文化研究』、第9号、p.19-37、高知大学人文学部国際社会コミュニケーション学科、単著、2008







学術発表


1. 脇 忠幸

演題名:若者ことばから見る大学生の生活世界―授業実践報告も兼ねて―

所属:福山大学 人間文化学部


事前抄録:いわゆる「若者論」の文脈において、現代の若者への評判はあまり芳しくない。その多くは、「他者との摩擦を避ける」「人間関係が希薄」など、彼らの日常的なコミュニケーションを対象とした評価である。一方で、様々なデータを用いてそれらの評価を感情論として相対化する動きもある。また、当事者である若者の中には、自分たちの日常を肯定的に捉える意見も存在する。

 一体、現代の若者(特に大学生)から見える世界とはどのようなもので、そこではどのような人間関係が構築されているのだろうか。本発表では、大学生が用いる若者ことばに注目し、彼らの価値観や日常の一端を明らかにする。データとして、本学1年生対象の授業(「日本語表現法」:のべ193名)にて収集した若者ことばを取り上げる。「収集」といっても、質問紙調査やインタビュー調査をしたわけではない。授業でのグループワークをとおして、学生自身に「若者ことばだと思うもの」を挙げてもらい、グループごとに一覧表を作成⇒報告⇒提出してもらった。今回はその一覧表に書かれた語句を「若者ことば」として取り扱う。

 目につくのは、インターネットの影響である。それは単に、流行の発信源がインターネットに移行したことだけを意味するのではない。「リア充」「ぼっち」のように、人間関係に関する価値観にも影響を及ぼしていることがわかる。目の前の現実をわざわざ「リアル」と名付ける彼らにとって、生活世界は排除への不安と承認欲求に満ちていると考えられる。




2. ルードルフ・ライネルト

演題名:会話としての口頭試験続編

所属:愛媛大学 教育・学生支援機構


この発表の目的は外国語教育における初回終了後の会話継続の可能性を研究し、その結果からコミュニケーション論へのヒントを与えることである。

発表者の外国語としてのドイツ語の学期末試験の一部である口頭試験という場において、受講生と未知の目的言語母国語話者の話し相手は"会話"というeventを行わなければならない。そして、その会話どのように成り立っているかがこの発表のテーマである。その問い答えることによって、これからの受講生に有意義かつ重要なヒントを与えることができるだろう。と同時に初回会話を越える会話はどのようにうまく成し遂げれるか。それは人間関係形成の重要な段階であるともいえる

具体的には第一部ではここで取り扱う二年生以上のためのドイツ語コミュニケーション及び発展科目S1授業の前条件である受講生の一年目の第二外国語(未習外国語)ドイツ語の授業を振り返る

第二部では発表者と参加者は二年生の学期末口頭試験を分析できる要因を考える。

第三部では発表者と参加者は実例を使用して分析を体験する。

第四部では発表者と参加者は得た結果をまとめ理論化をためしてみる

第五部では発表者と参加者はこれからの試験及び受験生へのヒントをげることを試みる上で、コミュニケーション論への重要性に言及する。
























参加者・発表者の募集

1.対象:コミュニケーションを専門とする研究者・学生,一般市民、CAJ会員など

2.申し込み先:

790-8577 松山市文京町3

愛媛大学 教育・学生支援機構 共通教育センター

電話FAX089-927-9359

Rudolf Reinelt reinelt.rudolf.my@ehime-u.ac.jp

3.参加費: 無料

4.懇親会: 平成2年12月6日(土) 18:40~

会費: セ・トリアン(愛媛大学内イタリア風レストラン) 5,000 円 程度



コミュニケーション教育研究についての口演発表の募集

1.口演発表テーマ: 「コミュニケーション」の教育並びに研究に関すること

2.発表申込み締め切り: 終わりましたが飛び入りはまだ可能です

3.申込み:以下を添えて、メールにてお申し込みください。

(1)演題名: 和文、英文

(2)発表者の所属: 和文、英文

(3)事前抄録: 和文で800字程度

書式: A4縦、word, 横40字×20行、フォント(MS明朝、11ポイント)

内容: 演題名: 和文、英文 発表者の所属: 和文、英文

発表のあらすじ、発表の要点など、自由記載可。

4.口演発表:

時間: 1題あたり20分、質疑10分(予定)

資源: PC(windows)1、液晶プロジェクター1、スクリーン1、ホワイトボード1を準備しています。(PC持ち込み可)

5.事後抄録:発表原稿の要旨

セミナー終了後に、研究発表集(報告書)を作成しますので、さしつかえない範囲で発表原稿の要旨をお書きいただきます。

6.発表申込み先:

愛媛大学 教育・学生支援機構 共通教育センター Rudolf Reinelt 研究室

メールアドレス: HYPERLINK "mailto:reinelt.rudolf.my@ehime-u.ac.jp" reinelt.rudolf.my@ehime-u.ac.jp

件名:CAJcs14

790-8577 松山市文京町3

電話&FAX089-927-9359














大学案内図>



松山市観光情報>


愛媛県の県庁所在地「松山市」は四国地方で一番人口が多く、松山都市圏の中心となっている市です。松山市は古くから松山城を中心にして発展してきた 城下町です。道後温泉が有名な温泉地であり、また正岡子規ゆかりの地でもあるため、文学の地としても有名です。松山市のキャッチフレーズはこれらをまと め、「いで湯と城と文学のまち」ということになっています。ゆっくりと温泉に滞在しながら文学に触れ、松山のお城を訪れてみてはいかがですか?

松山市周辺の観光地としては、道後温泉をはじめとする温泉群、松山城、城山公園、道後温泉本館、道後公園、松山総合公園、松山市市街地西部の大 峰ヶ台、松山市考古館、埋蔵文化財センター、松山市総合コミュニティセンター、松山中央公園、愛媛県美術館、萬翠荘(愛媛県美術館別館)、愚陀仏庵、坂の 上の雲ミュージアム、ぎやまんガラスミュージアム、セキ美術館、松山市立子規記念博物館、伊丹十三記念館、子規堂、伊予かすり会館、一草庵、ロシア人墓 地、ミウラート・ヴィレッジ、エリエール美術館、杖ノ淵公園、豊島家住宅、えひめこどもの城、ターナー島、伊佐爾波神社、伊予豆比古命神 社、宝厳寺、大宝寺、四国八十八箇所、四国別格二十霊場、北条鹿島などなど数多く挙げられます。

松山市の見どころと言えば、築400年超の松山城・国内最古の温泉と呼ばれ、ミシュランガイド三つ星評価の道後温泉・夏目漱石や正 岡子規ゆかりの観光スポット・四国霊場八十八ヵ所などがあげられるのではないでしょうか。道後温泉本館は「千と千尋の神隠し」の舞台となった温泉宿「油 屋」のモデルになっていると言えば、若い人たちや子供たちにも訪れやすくなるかもしれませんね。ぜひ実際に訪れて重厚な松山の歴史に触れて頂きたいです。 松山市の銘菓としては、タルト、坊っちゃん団子、母恵夢、薄墨羊羹、労研饅頭、醤油餅、日切焼などが挙げられます。お土産物屋さんでぜひ探してみて下さ い。食文化としては、讃岐うどんとは一味違った美味しさのうどんも見逃せませんね。讃岐うどんよりも麺は柔らかめ、つゆは甘めのうどんになっています。機 会があったら召し上がってみて下さい。工芸品としては伊予絣、竹細工、姫だるま、砥部焼、水月焼、真珠などが有名です。

便利な交通機関としては、松山の観光地を巡回するマドンナバスが土日祝日に運行されています。また、松山城や道後温泉本館などの入場券と一日乗り放題の市内電車や中心部のバス路線の乗車券がセットされた松山城下めぐりきっぷが、伊予鉄道から発売されています。


Words of gratitude お礼

CAJcs is grateful to a number of persons for their invaluable help. First, Prof. Ogawa for organizing and guiding us ever so smoothly through the conference. We are also grateful to our main speaker, Prof. Hata, who declared his willingness to present.at the very first contact. This greatly facilitated our conference preparations and hightened the level of contents considerably.

CAJ’s president Prof. Miyahara deserves our special gratefulness for finding time to join us at the important networking party. Furthermore, we are also grateful to those uncounted but helpful persons who have been the objects and subjects of communications.

Last but not least we thank our audience who provided us with a presentation opportunity, showed up in large numbers (about 50, way more than we have members) and who provided us with stimulating questions for the next annual conference.

Rudolf Reinelt

CAJcs Office Coordinator






Timeline to CAJcs2015 (予定表)


CAJ中国四国支部大会

応募開始

CAJ中国四国支部大会

応募締切

CAJ中国四国支部大会

開催日

9月上旬

1031日(土)

20151212(土